有名な大歩危・小歩危の隣の渓谷、東祖谷(ヒガシイヤ)には落合集落と呼ばれ急な山の斜面を切り開き人々が生活している。昔、平家の落人が住み着いたのが始まりだとか。 そこの全景を見る為にまず反対側の山の手へ車で上がって確認してみる。
次に実際にその落合集落に向った。
車で1番上まで行けるらしく、目指してみる。何回も蛇行を繰り返しその度に昔からの古民家が斜面を削り出した至る所に現れる。
そんなとても急な山道とも言える所を何故か外人のカップルがザックを背負い歩いている。 空に向かって広がるこの集落の立体的な存在に子供の頃に木の上に床だけの大きな基地を作った時に感じた空中で生活する感じを思い出した。 遠くからだと全景が、そこに入ると生活感が見えた。 しかも想像できないほど複雑な立地で、確かに歩いて登った方が楽しそう。 そして頂上に辿りつくとそこには家が2軒あり老夫婦がお喋りしていた。上から僕の車が道を迷いながら登ってくるのは丸見えだったようだ。 鎖に繋がれた犬が車を見て騒いでいる。
そしてこの老人はオシャレなゲストハウスをしていて一ヶ月先まで予約がパンパンで殆どが外人さんなのだと。