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アトピー人生脱出話⑥〜薬害による身体の変化


そんなステロイドや保湿剤も含めたその他の薬を使いながら僕は4〜5年生活した。もちろんステロイドは出来るだけ使わないようにするが、理由は不明だがなぜか酷くなる時にはすぐ使っていた。

そして成人型アトピー性皮膚炎と診断されてから僕の身体は時間とともに変化していく。

風呂上がり数分すると、もう顔はパシパシでカサカサになる。水分を保て無い状態の顔になった。そしてすぐ痒くなる。なので保湿剤は絶対に必要だった。

いつの間にかまともな形をする便は出なくなっていた。綺麗な気持ち良いモノはほぼ見なくなる。

酷い時期は顔はカサカサでデカいフケのように皮膚が剥がれる。それが頭皮にも広がって頭にも何か塗るようになった。

この頃は薬を塗っているのに全く良くならない程に、僕はやっぱり生まれつきの酷いアトピーだったのかと自覚するしかなかった。母親にも「アトピーは良くなり、悪くなり、を繰り返しながら螺旋図のように徐々にしか良くならい。」とも言われていた。

でも、なぜか不思議なのは実家を離れスノーボードで雪山篭りをする数ヶ月間は本当にステロイドなんぞ使わなくなるくらい症状が出なかった。ほぼ保湿剤だけで済んでいたから僕はとても生きた心地がしていた。

それは冬だからという季節関係なく、オフシーズンでも屋内スノーボード施設利用の為に愛媛で生活していた時もそうだった。(僕はスノーボードで食っていこうと考えていたので常にスノーボードをしていた)

ところが、実家に帰って滞在している時ほどすぐに酷くなっていた。

なので原因は特にわからなかったが、出来るだけ実家には住まない事を選んだ。

スノーボードをしながら寮生活やシェアハウス生活で面白い事、面白い友人がすぐ身近に存在する。この経験からかなり精神が身体をコントロールしている思うようになった。

ただそれでは根本的な解決にはならないとは思っていた。

続く。

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